破荷

              〇破蓮の命尽きゆく勇姿かな

              (やれはすのいのちつきゆくゆうしかな)

            

              〇破蓮の下ぬくぬくと子が育ち   河童三子

           〇一条の光貫く破れ蓮        々

           〇破蓮の醜くて且つ清々し      々

 

     婆ごころ

  K子さんが赤カブと白菜の間引き菜を届けてくれました

 ついこの間まで 畑の中はカラカラに乾いて固く すべて命の恵みを拒んでいるかのように見えた大地に

 カブラは飴玉のような鮮やかな赤い色をしてツヤツヤ輝やき 白菜はみずみずしい葉を上に向かって広げよ  

 うとしていました。

 

  みんなはそれぞれの役割を 決して忘れてはいなかったのです 

 お百姓さんは耕し 種を蒔き肥料を与え 天は雨を降らせて 種は発芽の準備をして

 水と栄養を取り入れて すくすく大きくなっていく途中なのです。 

 

  ブルばあちゃんは 何もせずそれをいただくのですから みんな丁寧に洗って

 茹でたり お漬物にしたり 感謝していただきました。

 

       「わが雲に関心し」

    わが雲に感心し 風に関心あるは

    ただに観念の故のみにはあらず

    そは新たなる人への力

    はてしなき力の源なればなり

                 ━宮沢賢治