酔芙蓉

           〇老いの日の一日短き酔芙蓉  

             (おいのひのひとひみじかきすいふよう)

               

           〇酔芙蓉あさの白飯炊きあがる    河童三子

           〇ほんのりと昨日の酔いを酔芙蓉   々

           〇酔芙蓉ゆらゆら揺れるこの世かな  々

         

     私の本棚

 

 ジーン・ジオンぶん  マーガレット・ブロイ・グレアムえ   わたなべ しげお やく 

とにかくハリーは汚れることに喜びを感じるように、よくよごれて帰った

黒いぶちの白い犬が、反対の黒い色に白いぶちの犬になった

わが家の女の子もハリーとかわらないほどだった

かあさんは笑いながら、毎日洗濯におおわらわ。