〇一斗の米に一斗稲の花
(いっとうのこめにいっとういねのはな)
〇稲の花観察の子は夢の中 河童三子
〇炊きあがる朝の白飯稲の花 々
〇一粒の穂が証する稲の花 々
私の本棚
カズオ イシグロ著
カズオ・イシグロは2017年にイギリス人としてノーベル文学賞を受賞した人です。
長崎県の生まれで5歳の時、両親と共にイギリスに在住、そのままイギリス国籍を取得しています。
「クララとお日さま」は受賞後、第一作目の作品ですが、実は数日前入手したばかりで
私もまだ読み始めたばかりなのです。
三年前に読んだ氏の「私を離さないで」は臓器提供用としてクローン技術でつくられた
ダミーの人間?は特殊な環境の中で成長していくのですが、私たちに待ち構えている未来に
一つの形を見せられた思いがしました。
このクララはAIの人形らしい。クララは人間社会とどんな関わりを展開していくのか、
またカズオ・イシグロの独特なワールドが展開されるのでしょう。