初御空

     ○初御空駅伝八区富士を背に
(はつみそらえきでんはちくふじをせに)

       ○陽の当たる家懐かしき初御空   秋甫
       ○初御空極夜旅する人のゐて    々
       ○初御空ゆんべの夢も晴れてゐた  々
 初深夜ラジオ
未明の時間帯で探検家の角幡唯介の対談をきく。彼はツンドラの真っ暗な夜を身一つで例えばGPSや分動議などに頼らず野生のままに歩くのだという。同じ時間帯、次のラジオからは葉加瀬太郎という作曲家の「陽のあたる家」がヴァイオリンで演奏される、暗闇はたちまち払拭され子供ころ育った田舎の山の中腹の家が、朝日を受けて輝いているのが見えた。