思い羽

           ○思い羽の神の企み妙なるや

             (おもいばのかみのたくらみたえなるや)

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         ○鴛鴦(おしどり)の彩絵のやうに流れゆく   秋甫

         ○思い羽を濡らさぬ鴛(おし)の佇まい     々

         ○思ひ羽しかと定めむ鴦(おう)なれば     々

 鴛鴦の(鴛)は雄で、(鴦)は雌をさします。

思い羽(おもいば)は雄の方にある美しい羽根のことを指しているのです。

少し詳しく言うと、翼の風切羽の一部で、大きな扇形の羽だそうです。