肌寒や

     ○肌寒や独りの部屋の灯を燈す
(はださむやひとりのへやのひをともす)

       ○肌寒の丸寝にわれを奪われし   秋甫
       ○肌寒し露天風呂して星を見る   々
       ○肌寒しオカルト映画が戸を叩く  々
 豊受山の頂上はすっかり雲にかかり肌寒い朝である。
 今日の肌寒さ、というか鳥肌のたつような。これは色んな意味で良かったのだが。昔読んだ本の一節がそれは、ポーだったり、霊異記だったりと、経巡ったが、折角のこの場所を埋めるものは見つけられなかった。