2018-07-28 古簾 鈍行俳句 ○一匹の虫が賑やか古簾 (いっぴきのむしがにぎやかふるすだれ) 古簾 ○夕簾外に佇む影ふたつ 秋甫 ○青簾明日を約して別れゆく 々 ○古簾朝は早いが夜も早い 々 古簾もまた生活のありようが滲みでるものである。何年も使って裾の方が崩れかかっているのは侘しいものだが、青簾が太陽の光を吸って年々色を変化させていくのはまた味のあるものだ。