梅雨晴

     ○梅雨晴の光輝く瓦かな
(つゆばれのひかりかがやくかわらかな)
遠山の眺め
       ○遠山や猫も薄目に雨晴間    秋甫
       ○梅雨晴間瀬戸内海に船のせる  々
       ○梅雨晴や見渡す限り精気かな  々
 朝からか爽やかな風もあって、久しぶりに澄み切った眺望が広がっていた。光の具合によって屋根の瓦も随分と印象を変えるものである。今日は瓦も大喜びしているのだろうか。海も静かに自分をとりもどしている。