初読

     ○初読は大長編のプルースト
(はつよみはだいちょうへんのプルースト
(コンプレの町)
 「失われた時を求めて」へ挑戦の出発である。
       ○初読みや行方不明の老眼鏡   秋甫
 筑摩書房世界文学大系にあるプルーストは、3段構成になっていて活字が特別小さいのである。最近の文庫本でも比較的文字が大きくなっているから長時間でなければ特に句集を読むときなど眼鏡を必要としていなかったのである。
 体制を整えていよいよ「コンブレ」の町へ。 コンブレはプルーストの祖父の家がある町だった。