イタリアへの旅(ボメツィア→ボジターノ→サレルノ)

日曜日のシニョリア広場はさまざまな人種に溢れていました。市街地にはバスが入れないため、そこへ行く道を現地のガイドに案内されて、細い路地を右へ曲がり左に折れたり、カメラのシャッターをカシャカシャ。その通りの建物から出てきた初老の紳士は我々の列を見るなり「オスシ」と呼びました。我々は生の魚を頭に載せて歩いていたのでしょうか。


徳島の国際大塚美術館へは何度か行きました。その時は、まさかフィレンツェのウッフィッツィ美術館に入って本物を観る事ができるなんて想像もしなかったことです。いざメディチ家の繁栄を目にしてみると、本物はすでにカビが生えて、陶板に表現された偽物の方が生き生き輝いて感じられたのには、自分の貧弱者を恥じるべきなのでしょう。