◦目刺焼く原発事故にゆらぐ昼
(めざしやくげんぱつじこにゆらぐひる)
原発事故発生以来落ち着かない日々を送っています。どんなにやきもきしてもどうにもならないから、まあいいや、われわれは藁に繫がって一蓮托生なのだからと開き直ってみたりもしていましたが。
春休みが始まった今日。柏から母子が疎開して来ます。
地震の日から近所のスーパーの棚には商品が消えて、余震に悩まされ、その上放射能含有物に神経を尖らせる毎日に疲れてしまったと娘が言います。
—われわれは何処から来て、われわれはどこへ行くのでしょう。—