2019-03-07から1日間の記事一覧

春泥

○丸善の洋書の前の春の泥 (まるぜんのようしょのまえのはるのどろ) ○跳び越えたはずの春泥へ尻もち 秋甫 ○春泥やペテルブルグのウインドウ 々 ○春の泥顔まで撥ねて子の帰る 々 梶井基次郎は丸善の洋書の棚に檸檬を置いたが、この句では春泥に汚れた長靴で…